売主、買主問わず不動産の売買を考えたら、まずはそのアウトラインを抑えておく必要があります。
その流れの理解が進んだら次は不動産売買において売主と買主とでは、目的が異なるということを理解しておくことが大事です。
これは交渉の方法やスケジュールの決め方に影響してくる大切なポイントになります。
たとえば、売主は不動産を安全に高く売りたいと考えている一方で、買主は不動産の商品内容を見て適正価格かできれば安く安全に買いたいと考えている場合、共通項は安全にという部分だけになるわけです。
双方とも自分の希望する条件を整理して優先順位をつけておくことが重要です。
整理ができていないと、相手の出す条件に対して判断ができませんし、売買相手や物件が複数あらわれた場合、自分の中で判断する基準がないと取捨選択が難しくなります。
加えて、双方から依頼を受ける不動産会社の営業担当者も、どこに焦点をおいて活動したらいいのか迷ってしまいますので、自分たちが希望する条件をしっかりとまとめておくことが大切です。